「目先のこと」ばかり追い求めてると幸せになれない

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こんにちは、いきもです。

久しぶりの更新なので、今日はちょっと深い話をしますよ。

 

今回は、「変化しないものを深く知ることが、幸せへの近道なんだよ」って話。

 

世の中はころころ変わるものばかりだけど、ずっとずっと変わらないものってありますよね。

当たり前過ぎてつい見落としちゃうようなこと。

でもそれが、一番大事なんですって話をします。

 

私はこれをちゃんと理解してから、「本質を捉えて生きる」ということがようやくわかった気がしています。

表面的なシアワセじゃなくて、本質的な幸せがどういうものなのかってことも。

 

「今幸せじゃない」「満足できない」「自分の人生ってなんか薄い」って人は、ちょっと長いけどぜひじっくり読んでみてくださいね。

 

 

夫が本を買った。

私の夫は、本が苦手な人です。

でも先日、本を買いました。

イネの基礎知識についての本。THE教科書って感じ。

彼が一番キライなタイプの本。笑

普段なら絶対買わないタイプの本。

 

私は、彼がこの本を選んだことに心の底から驚きました。

ただ、別に本を読むこと自体に驚いたのではなく、

彼が選んだ本が「いちばん大事なこと」について学ぶための本だったから。

 

いやほんと、見直しました。

話を聞いて、ちゃんと意味があって選んだことがわかって余計に

すごい!本質がわかってるぞこの男は!と感動しました。

 

多くの人が、「手っ取り早くうまくいくためのノウハウ」を求める

その理由は簡単。

簡単だし、すぐ結果が出そうだから。

 

実際に夫いわく、一般に売られている農業についての本も「こうすれば収穫量があがる!」みたいなノウハウ本ばかりだったそうです。

 

でも、本当にノウハウやテクニックを知ればそれでいいんだろうか?と私は思うんです。

 

仮にそのノウハウやテクニックで一時的にうまくいっても、

そのやり方が長く通用することはほとんどないから。

 

例えば、お金の使い方。

今はいろんなお金の使い方がありますよね。

コツコツ貯める人もいれば

投資に費やす人もいるし、

入ったら入った分だけ使う人もいれば

どかんと一気に使うのがいいと言う人も。

 

世の中にもお金の使い方や投資の指南書はくさるほどあります。

(一時期は「ビットコインが来てる!」とかもありましたね・・・)

 

でも。

20年後も30年後も役に立つのかな?と言ったらちょっとわからないですよね。

 

未来に何が起こるかわからない、というのはここ最近の災害や感染症のニュースでもみんな重々肌で感じていることだと思います。

 

でも原理原則で考えたら、お金の原理はシンプルです。 

「入る分より使う分が少なければ、お金は貯まる」

これ以上でも以下でもないですよね。

 

これが頭でちゃんとわかっている人だけが、お金を手元に残せるわけで。

この原理に反したやり方は、うまくいかないわけです。 

 

だけど、多くの人が

・マ○ーフォワードを使えばお金が貯まる

・クレジットカードを解約すればお金が貯まる

・袋分け貯金をすればお金が残る

・ビットコインをやれば大儲けだ

と思ってしまう。

これ以外に方法はない!と思ってしまう。

 

「入る分ー使った分=残るお金」ということさえ満たせば、正直やり方は何だっていいはずなのに。

 

でも世の中は

「このやり方が最強」

「これ以外のやり方は間違ってる、失敗する」

という主張ばかり。

 

これはよくない。とつくづく思います。

テクニックやノウハウには必ず「例外」が存在するんです。

生きていれば必ず、想定外のことも起こります。

その方法が性格的、条件的に合う人もいれば、合わない人もいる。

 

これ以外に方法はない!というのはほとんど嘘ですからね。

ホント、騙されちゃいけない。

正しくは「これ以外に良い方法を私は知らない」って言うほうが正直だと思いますよ・・・。

 

 

さて、夫の話に戻ると。

 

夫は今年から本格的に就農に向けて動き出しました。

 

しかし、夫の先生となるおじいちゃんは農業のやり方はわかるけど、イネの知識はあんまりないそうです。

 

つまり、

「こうすればいい」とは言えるけど、「なぜそうするのがいいのか」はわからない。

 

だから「昔ながらのやり方」にこだわってしまう。

全くの未経験の私が見ても明らかに「効率が悪いなぁ」と感じるやり方にかたくなにこだわってしまう。

 

夫としてはしなくてもいい努力はしたくないだけに、そこにもやもやを感じながら手伝っているみたいです。

本当はもっと楽に効率的な方法でやりたいけど、元気なうちはおじいちゃんのやり方を尊重するしかないと。

ご年配なので、従来のやり方を変えるのはなかなか難しいようです。

 

 

ただ、いずれ自分がメインとなって農業をする上で、自分がやるべきことはなにか?

と考えた時、夫が選んだのは「イネ自体についてきちんと知る」ということだったんですね。

 

稲作のやり方は昔と比べてかなり変わってきました。

手で植えてた時代から、機械を使った時代に。

それ以外にもいろんなテクニックや農法が生まれては廃れてきたはずです。

 

でもその中で変わらないものがあります。

「イネ」がどういうメカニズムで種から稲穂に育つのか。

どういう理屈で収穫量が増えたり減ったりするのか。

 

そういう植物の性質は、ずっと昔から変わらないです。

(大昔の植物も今の植物も、水と日光と栄養分で育つ原理は変わらないですよね。)

 

それさえわかっていれば、

イネを育てるという目的に置いてどれだけやり方や考え方変わっても、ブレずにきちんと対応していける。

「ここさえ抑えておけば絶対大丈夫」という判断ができます。

 

逆に、やり方にこだわってしまうと「しなくてもいい労力」をかけてしまったり

最終的に叶えたい結果(ここでいえば収穫量を増やすとか手間を減らすとか)が手に入らなかったりするわけです。

それ、すごくもったいないですよね。

 

人生でも同じじゃない?

でね。なぜこんな話をしたかと言うと、

これ、人生でも同じなんじゃないかなって思うからなんです。

 

私達が本当に知るべきなのは

誰かが主張する理想の人生の叶え方じゃない。

どんな人生がかっこいいかじゃない。

 

どういう条件が揃ったら、必ず人は幸せを感じるのか?

ということのはずだよなぁって。

 

これが本質的にわかっている人は、案外少ないです。

 

だって考えてみると

一般的に幸せだと言われている条件を満たしても、例外というのは必ず存在するんです。

・お金が沢山あれば幸せ→大富豪でも幸せじゃない人はたくさんいる

・恋人やパートナーができれば幸せ→なんでこんなに沢山の人が離別してるの?

・家族といれば幸せ→家族の存在で苦しむ人もいる

・お休みの日が有意義だと幸せ→旅行や勉強や趣味をやっても満たされない人はいる

・ご飯がたくさん食べれれば幸せ→食べること自体が苦しい人もいる

・寝てるときが幸せ→1日寝てしまって逆に後悔する人も多い

 

でも、

人間が、どんな特徴や性質を持っているのか?

本質的に何を求めているのか?

どういうメカニズムで行動を起こすのか?

 

そういう大昔から変わらない、根本的なことを知ってる人って案外少ないですよね。

 

こうあるべき、そうするべきという価値観は、時代によっていくらでも変わるじゃないですか。

 

例えば昭和の価値観と、令和の価値観はぜんぜん違いますよね。

当時流行ったお洋服、今着てたら「どーした?」って言われちゃいます。

当時の理想の人生は今からしたらめちゃくちゃ普通の生活かもしれないですよね。

 

だから一時的な価値観や今の時代に合わせて提唱される「生き方」にこだわってしまうと、本当に大事なことがおろそかになってしまうんです。

 

じゃあ本当に大事なことって?

それは何のために生きるのか?ってこと。

 

もっと言えば

幸せを感じながら生きることを叶える」でしかないはずです。

 

いつの間にか、

・食べていくため

・人に嫌われないため

・家族を養うため

みたいな、表面的な理由で行動する人がずいぶん増えてしまったな、と思います。

だから、「生きてる価値が感じられない」と思う人も多い。

人生に不満を持つ人も多い。

 

(まぁ、かつての私もそうだったのだけど・・・。)

 

でも、人間の生きる目的って、つきつめれば「幸せになること」なんじゃないのかな。って思うんです。

 

幸せの度合いは人それぞれだけど、幸せになれない事のために自分を削ってる人がすごく多いから。

そこがどうしても心配になります。

 

じゃあ幸せになるにはどうする?

で、私個人の考えとしてはね。

夫が農業するにあたって「イネ自体について」学ぶことを選んだように

 

人生を幸せに生きるにあたって「人間自体」について学ぶことを選ぶ

のがいいと思うんです。

 

どうしても「幸せになる方法」に目が行きがちだけど。

簡単そうだし、楽だし。

 

でもそれじゃ状況や時代が変わったときに、ぜんぜん役に立たなくなる。

また新しい「方法」を探さなきゃいけなくなる。

 

ずっとそれを求めて探し続ける人生じゃ、死ぬまで安心して幸せになる瞬間を迎えられないじゃないですか。

 

だいじなのは「生きてるうちに幸せになる」ことでしょう?

 

そう考えると、「人間自体の特徴や性質」を学ぶことが結果的に一番近道だと思うんですよね。

 

ということで今回は、夫の選んだ本から

・テクニックやノウハウ、やり方は時代によって変わる

・ずっと変わらない理屈や原理を知っている人が変化に柔軟に対応できる

・人生の目的は「幸せになること」

・その目的を達成するには「人間の原理原則」を知るのが近道

というお話をしてみました。

 


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ABOUTこの記事をかいた人

HSP内向軽度ADHD 不安と卑屈でいっぱいの人生を心と頭に関する知識で改善。 知るだけで生きやすくなる思考を発信中。 ●刺激少なめゆとり生活 ●ギクシャク関係だった夫と円満化 ●過干渉な母との関係改善 ●人見知り克服 ●信頼・感謝の人間関係 ●自分に合うお仕事発見 ●注意欠如やパニックによる失敗の激減 3度の飯と読書がすき。