失敗が怖い。動けない。そんな私が変われたわけ

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失敗=キレられる、だった幼少期

昔から、失敗すると とにかくよく怒られた。

特に、食事の準備。

カレーをよそった皿を落とす。

コップに入れた飲み物をこぼす。

母親の思うように動けない。

 

「あーっ!もう!なんであんたはそうなの?」

「ちょっと!なんでちゃんと持ってられないの?」

「だから、なんで先のことを考えて動けないの?」

 

「なんでそうやっていつもいつも迷惑ばかりかけるの」

 

ヘマをすると怒られるから、できれば何もしたくなかった。

失敗したくなくて、簡単なことしかしたくなかった。

ちょっとやってみたいかも、と思っても「どうせ失敗して人に怒られるから、呆れられるから」と諦めていた。

 

 

そうして、

なにかする=失敗する=怒られる

という図式が私の中で固まった。

 

何か失敗をすると強く叱られるのではないかという思いがあって、

慣れないことをやる(=失敗の量が跳ね上がる)のが本当に嫌だった。

 

未知の世界、就職。

就職が決まり、仕事が始まる。

 

何も知らない世界。

知らない人だらけ。

怖い。怖い。怖い。

 

1日でクビになったらどうしよう

わたしに仕事なんか つとまるんだろうか

なにかやるたびに「使えねぇな」とか言われるんだろうか

 

仕事が始まる前から胃がキリキリした。

ぜったい、失敗する。そんで

「お前なんかいらねぇ」って言われる。

 

やだもう・・・

なんで仕事なんかしなくちゃいけないんだろう

 

そうこうしているうちに、仕事が始まった。

まだ、かろうじて失敗はしてない。

簡単な仕事ばかりがまわってくるから。

 

でもこの先きっと、大きな失敗をするんだろうな。

そして「役立たずはいらない」ってクビになるんだろうな・・・

 

でももう二度と就職活動なんてしたくない。

※ 就活で自己肯定の底辺を味わった話 参照

 

そこで本に頼ることにした。

なんとかなりませんか?と、わらをもつかむ気持ちで。

調べてみると、失敗に関する本が色々でてきた。

 

片っ端から読んでみて知ったこと。

「失敗がこわくなくなるには、失敗の先を考えること。失敗したあと、誰にどんな影響があるのか。それをどうすれば解消、改善できるのか。そこまでわかれば失敗はこわくなくなる」

 

「わからないから、こわい。わかっていれば、対処するだけなのでこわくもなんともなくなる。恐怖=未知 なのだ」

 

「一番いけないのは、失敗をほったらかしにすること。改善しようとしないこと。失敗して、迷惑をかけて、謝って、落ち込んで終わりにすること。そしてなにより、意志の力だけで改善しようとすること」

 

・・・いや最後のコレ私やんけ。

というツッコミをいれつつ、私は失敗の問題と本質に気づいた。

 

・意思以外の失敗を防ぐ方法をみつける

・事態をリカバリーすることに集中する

 

この発想が私にはなかった。

 

 

そして一番やばいことにきづいた。

 

失敗した私がいつも気にかけていたのは

キレている相手をどうやってもとに戻すか

だけだったのだ

  

 

 

なんだ、けっきょくそこなのか・・・

愕然とした。

 

私が失敗を怖がっていた最大の要因は、

ミスして迷惑をかけることでもなければ

仕事ができないやつだと思われることでもなく、

 

「感情的に怒られること」だったのだ。

  

いままであんなに色々苦労してきたのに、

私が避けようとしていたことは「自分にはどうしようもないこと」「自分には関係ないこと」だと気づいたわけで。

 

正直、ちょっと受け止めるまでに時間がかかった。

 

他人の感情なんかで挑戦をたくさんあきらめてきたってこと?

チャンスをみすみす逃した理由が、誰かの顔色を伺ってたから?

 

うわぁ何やってんだろ自分・・・。

  

それに気づいてからは、「失敗は成功の母」という言葉も割と飲み込めるようになっていった。

 

 

なので、仕事は思っていたより順当に進んだ。

失敗を指摘されることはあったが、

「キレられる」「人格を否定される」ということはなかったからだ。

 

あくまでも事実(ここが間違っているよ)、そして対処の指示(直してね)。

それだけだった。

 

もちろん急いでるときや、重要な内容のときなど、

切羽詰まっているときはきつい口調や責める口調もあった。

が、基本的にはいつもみんなフラットだった。

 

職場に恵まれた、ということもあるだろう。

ただ、一つ言えるのは

失敗=キレられる のが当然

ではないということだ。

 

経験を踏めば、失敗は減っていったし

失敗が起きてもそれに対処できるようになると

むしろ「助かったよ」と感謝されることもあった。

 

それに。

他人の失敗に対して感情的にキレてくる人は「精神的に余裕がなさすぎ・未熟」なのだということも知った。

本来 人にまかせるというのは、頼んだ相手が失敗することも想定済みで頼まなければいけない。

頼む側が相手の力量や現状を踏まえて依頼するものなのだ。

 

人は完璧じゃないし、ミスは必ず起こるもの。

仮に自分がやったとしても、ミスは必ず起こる。

 

けど、自分でやるには時間や労力が惜しいから、他者におまかせするのだ。

 

つまりあなたの都合で頼んで、失敗したらキレるって何・・・。という話なのだ。

もともとかなり理不尽なことなのだ。

時間はその気になれば生み出せるし、面倒なことでも自分の仕事は基本自分でやるべきだ。

だけど、それをやるよりもっと重要なことや、もっと生産的なことをやるために、どうしても時間が労力が惜しいからお願いするのである。

となると、頼む側が「丸投げして結果が好ましくなければキレて」いい理由はどこにもない。

 

が、案外このパターン(あなたの都合で頼んで、失敗したらキレる)はめちゃめちゃよくあることなのだ。

これが、「失敗怖いから何もしたくない」人を生み出す元凶なんじゃないかと思う。

 

もちろん、「他者を育てるために任せるのだ」と言う意見もあるだろう。

けれど他者を育てるというのは、めちゃくちゃ高度なことだ。

そして失敗したことをたたきまくったら、育つものも育たない。

 

頭を出したばかりの新葉をふみつけまくって、へにゃったら「根性なし!」

ってそんなめちゃめちゃな育て方がうまくいくはずはない。

いまだに人をふみつけてメンツを潰して育てるのが良いと考えている人がいっぱいいるのが信じられない。

 

「失敗してもフォローするから、大変だろうけどやってごらん」

「そのためにも今は私が、(面倒だけど)フォローしていくから」

という姿勢でなければならない。

そうでなければ人は育たない。

ふみつけ手法で育つのは、応用のきかないロボットのような人(しかもいつ壊れてもおかしくない)だけだ。

 

誰だって、失敗して痛い思いをするくらいなら、やらないほうが良いと思うものだ。

失敗は避けて通れないことをみんなうすうすわかっているからだ。

失敗→叱責が確定していたら、わざわざ痛い思いをしたい人なんかいない。

 

というわけで

「失敗したら怒られるからいやだ」

という私の考えは、

「私の失敗でキレてくる人のほうがちょっとおかしい」

という発想に変わることでずいぶん改善された。

 

また、私が誰かに何か頼むときには

「相手の力量はどの程度か?」

「余裕度はどうだろうか?」

「自分の望むレベルまでやるには適した相手、タイミングだろうか?」 

「相手が自分の要望を引き受けてくれるだけのお返しはあるだろうか?」

ということをよくよく考えている。

 

つまり、あまり他人を当てにしない。

相手のためになるなら、おまかせする。

けど基本的に自分でできることは自分でやる。

おのずと、効率や生産性なんかもあげなきゃならなくなる。

なので本を読んだり人に聞いたりして学ぶ、試す。

 

そうしてできることが増えてきたから、自信がついたし、

失敗を繰り返さないメソッドも溜まった。

人間関係のノウハウもわかってきたので

キレてくる人との関係性の改善方法も学べてしまった。

 

もう失敗して誰かにキレられる、ということはない。

無理なお願いは最初からお断りできるようになったからだ。

 

そして、私の周りには、喜んで私の依頼を引き受けてくれる人ばかりだ。

  

もちろん彼らが失敗しても、リカバリーができるので問題にはならない。

依頼する側もされる側も、いい関係でいられる。

 

 

 

もし以前の私と同じように

「失敗したら怒られるから何もしたくない」人がいたら。

  

そしてもしこれを読んでいる人で

「同じ失敗を繰り返しすぎて自分が嫌いになっちゃった」

「自分に対する信頼がゼロになって何もする気が起きない」

と言う人がいたら。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

HSP内向軽度ADHD 不安と卑屈でいっぱいの人生を心と頭に関する知識で改善。 知るだけで生きやすくなる思考を発信中。 ●刺激少なめゆとり生活 ●ギクシャク関係だった夫と円満化 ●過干渉な母との関係改善 ●人見知り克服 ●信頼・感謝の人間関係 ●自分に合うお仕事発見 ●注意欠如やパニックによる失敗の激減 3度の飯と読書がすき。