こんにちは、いきもです。
今日はいつもとちょっと違う話を。
私、普段アイドルの歌ほぼ聞かないんですけどね、
欅坂46のサイレントマジョリティーは歌詞が響きすぎてすごくよく聞きます。
というか、初めて聞いたときに泣いた。そして聞くたびに泣く。
けっこう人気のある曲なので聞いたことある人、多いかもしれません。
あの歌詞の意味が深く読み込める人って、きっとサイレントマジョリティーの意味をよく実感してる人じゃないかな、と思うんです。
つまり、流れに逆らえずに我慢している日本人の大半が共感できるんではないかということ。
サイレントマジョリティーの意味は
サイレント:静かな
マジョリティ:多数派
ということ。
つまりね。
意見を積極的に言わないけど、多数派になっちゃう人たち。
「いいと思う(全然そう思ってない)」
「あなたに合わせるよ(本当はやりたいことがある)」
「それで済むなら(私は苦しいけれど)それでいいです」
な人たち、とも言えます。
サイレントマジョリティーの歌詞は
「黙ってたらわかんないよ!」
「あなたは本当にそれ(みんなと同じ)でいいの?」
「何も意見せず、主張もせず、なんとなく流されるだけで満足なの?」
「確かに人と違うことは怖いけど、我慢して同調することに意味はあるのか?」
ということを私達に訴えてきます。
ひゃー、しびれますね。
秋元さんすごい。
メインは若い人たち向けのメッセージではあるものの(つまらない大人はおいていけ、とかあたりから)、
実は社会の波に揉まれている大人にこそ響く歌詞かもしれないですね。
私がこの歌詞にしびれるようになったのは
多分ここ最近のことです。
なんでかって、今まで自分が「サイレントマジョリティー」であることに何の抵抗もなかったから。
めんどくさいから、みんなと同じでいればいいや
みんなと同じなら無難だし安全だろう
それが正しいんだ
それが正義なんだ
ちょっとつらいけど、私が我慢すればみんなうまくいくもんね
と思って生きてたんですよね。
でもねぇ。
今思えば、全然良くなかったし、安全でもなかったんですよ。
正しくもないし、正義でもなかった。
私はHSPとか傷つきやすいとか内向とか軽度のADHDとかがあって、
そもそも多数派じゃなかったんです。
だから、人と合わせたり同じようにすることがものすごく難しかったんです。
みんなの「普通」が自分にできない。
みんなの「当たり前」が当たり前にできない。
みんなと同じが絶対的な価値観だったから、もう苦しいのなんの。
「私はできそこないなんだな・・・」
と落ち込んでばかりいました。
でも最近は、
「いやむしろみんな一緒、同じほうがおかしいんじゃないの?」
「本当は、こういう社会オカシイって思ってる人多いんじゃないの?」
ってことに気づき始めて。
みんなのなかで「私は違います」って言える(主張できなくても納得している)ことがすごく大事だよなぁって今では思えています。
でもこれは、気質とか脳的、心理的な話だけに限らなくて。
ぶっちゃけ誰だって常に何らかの側面ではマイノリティ(少数派)だよね
と思うんですよね。
だって極端な話、遺伝子で言ったら同じ人は一人としていないわけで。
経験も考え方も価値観も、似てる人はいてもまったく同じ人はいないわけで。
そこにみんな気づいたから、「多様性」って言葉がすごくしっくりくる社会になりつつあるんですよね。
だとしたら、そもそも多数派ってなんだ?
と言う話になってきますよね。
でも、世の中の政治や組織の方向性はいつも「多数決」で決められてしまいます。
歌詞の中では
「声を上げない者たちは賛成している」
という表現があるけれど。
本当にそれで。
「私はそれを好ましく思ってないよ」
「私はそれでいいと思ってないよ」
ということを言わない限り、
そしてそれを避けようと行動しない限り、その思いは伝わらないし叶わないんです。
あとで我慢するの、自分なんです。
特に、周囲の人と自分が違うと気づいた人は
それを罪悪感なくきちんと表明できるようであるべきだなって。
表明しないまでも、そこからすすーっと抜け出す必要はあって。
でなきゃ、苦しい人生は終わりません。
そんな深い深いメッセージが欅坂46のサイレントマジョリティーの歌詞には
含まれてる気がしてやまないんですよね。
あくまでも私個人の推測ですけどね。
ちなみに。
「自分は人と違うかもしれない」
「自分はみんながいいと思うことがいいと思えない」
「けど、どうにもできずに流されて我慢して生きてる」
「主張は苦手。でも我慢するのはもう嫌だ・・・」
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